Psyは投げられた

若手精神科医が有る事無い事色々つぶやきます。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

統合失調症を理解する本、漫画

地域のヘルパー向けに行う統合失調症のスライドを作成している。 こういう場合、例年は卯月妙子の「人間仮免中」や松本ハウスの「統合失調症がやってきた」を紹介することが多かったが、今回は別のものもないかと思って探してみると、あぁこれは良いというも…

福岡の旅

お薬やさんに呼ばれて勉強会に行くついでに福岡の旅。 勉強会は精神科関連の政策問題や、今後の方向性についての話。 まぁ、いわゆる出てこれない系の精神科病院がどんどん潰れていくよ。という内容でした。 福岡は遊びの多い国だそうだが、そういう事とは無…

田舎にもオーセンティックバー

ジュリエットというカシスのジュース。 ニュージーランドの強い紫外線を受けたカシスの濃厚な味。 ここのバーではいろんなことを教えてくれる。 ピートの地域差、ピーティーという言葉の誤用、花開くシングルモルト、グラスの振り方。 寛げるバーを持ってお…

大変な日々を乗り越える力を与えてくれる言葉

国際学会(もどき)から帰って3日。 臨床に戻ると、また平常運転。 自傷のオンパレードの入院患者がエスカレートして、説得して鎮静かけるとか 焼肉食べ放題中に患者が暴れて呼び出されるとか、 退院させようとしてた患者の妄想が再燃してECTするかとか 本当に…

CADP 18th 終了しました。

若手精神科医の会という、若手精神科医と日本の精神医療の発展を望んだNPOがありまして その年一の大会であるCADP ( course for academic development of psychiatrists)という会が開かれました。 運営として3回目の出場をしておりました。準備云々で毎週の…

若手精神科医の会 CADP2日目

不適切な写真かもしれないので消去しました

偉い人は偉そうじゃない。

今日から通常業務をお休みして、若手精神科医の会という団体の会議に参加しています。 外国人や日本人の若手精神科医が集まり、国際学会の練習という合宿です。 この会のドンは、世界でフロイトの次に有名な精神科医(と言われている)のおじさんで、WHOや世…

ASDと呼ばれる人にも色々ある。

外来にはたくさん、ASDと呼ばれている人たちが来る。 みんなそれぞれに、いろんな悩みがある。 自分の思う正義にこだわりすぎて、もうちょっと「ゆるい正義」に合わせられないタイプの人 例えば、お店で遠くの賞味期限の商品は日にち順に並べなくても良いと…

げろげろげろっぴ

明後日から大切なNPO団体の大会だというのに、 昼から嘔吐下痢が止まらない私です。 下痢と嘔吐が 止まらない、 ここだけだと75調のようになっているので、都々逸をいくつかかいてみよう。 おかしなものは食べてないのに、 下痢と嘔吐が止まらない。 暖かく…

人生が前に進まない感じがするときになにをすべきか。

順調に前に進む人生、というのはないこともわかっているし 自分の人生が思った方向になんか進まない、ということもわかっているが、 自分の人生に行き詰まっている感じ。もがいている感じ。最近そんな状態。 今自分がしたい事が何なのかわかっていなかったり…

動機付け面接 第3版 第2章

MI-3 まとめ 第1部 MIとは何か 変化についての会話 動機付け面接のスピリット 動機付け面接の方法 MIの技法とスピリットには、歌詞と曲のような関係があり、根底のスピリットを理解しないと皮相なトリックとなってしまう。言葉のゲームにならないようにしな…

動機付け面接 第3版 第1章

動機付け面接(motivational interviewing : MI) は、ミラーとロルニックによって創生された面接スタイルである。 変化への動機と、変化への抵抗を理解し、そのバランスを変化させながら好ましい行動へと変化させていく来談者中心面接技法である。 エビデン…

カニ食ってましたすんません。

某教授が来て接待でカニ食ってました。ブログ更新端折ってすんません。 こういうの食ってました。更新を待ってた皆さん、本当にすみません。 接待ですけど自費なんで許してください。

自尊心とはなんなのか

いままで外傷系の内容をいくつか書いてきた。低自尊心病、あだるとちるどれん、外傷的育ちなど、自尊心の低い状態によって出てくる状態をいくらか紹介した。 結局、自尊心は何が材料でできているのだろうか。 自分が人より出来ること?いや違う。自分が人よ…

精神科の薬でフールプルーフを

さいきん研修医がたくさん回ってきているので、レクチャーをする機会が増えています。 僕はお薬講義と動機付け面接を担当しています。 看護師さんやコメディカルも含めてお話ししてて、スタッフの理解度もなんとなく分かるわけです。 お薬講義の最初に必ず聴…

bullet proof coffeeは自分より医局員が飲むようになった。

体重が減らない。 運動をしてみたり、すこし姿勢良く歩いてみたり、食事を意識してみたり、体重を測ってみたり。 色々するけど体重が一向に減らない。 そんな時に、手を出したのが「最強の食事」 シリコンバレー式 自分を変える最強の食事 作者: デイヴ・ア…

かもしれないの呪縛

医者の世界は、エビデンスがものをいう。 だから、主観を述べにくい。 統計的なエビデンスがなければ信頼されない、 エビデンスにない事ばかりを言えばヤブ医者だ。 そんな時、GABAのチョコとか、グルコサミンとか、コラーゲンとか、プラセンタとか、 そうい…

いい人は人生で成功しないのか?

いい人は、成功しない。統計をみるとそう感じられる。 親切さと有能さは反比例するように感じられる。これは実際に印象として逆相関することが研究上で明らかになっている。悪は善より強く、悪い親や悪いフィードバックはより強くその人の人生や印象へ影響を…

変人であることは人生で成功する鍵かどうか

人が「成功する」ためにはどう言う素質が必要か。これは時に誤解されやすいテーマである。 成功者は、得てして変人である。僕は将来成功していくであろう変人を中高でたくさん見て、僕もこんな変人になりたい、と思っていたものの、なかなかそうなれず、凡人…

2019年2月

2019年2月新年から1ヶ月が過ぎた。振り返り。【お仕事】・所属NPOの総会が近いため、夜遅くまでのミーティングが多い。それも後、半月で一旦区切り。・それが終われば、地域での講演、製薬会社の講演などをいくつか作成して3月を迎える。・同時に専門医、指…

レビー小体病 講演まとめ。

大阪大学の森先生の講演内容をだーっとまとめた。 久山町コホートスタディ 連続剖検で28.8%に病理所見がある しかし、IkejimaC et al psychogeriatrics 2012 臨床診断では多くて10%程度。underdiagnosisになっている。 中核的、指標的な診断基準は対病理基…

暇を作るとそこを埋めるように仕事が忙しくなる

マーフィーの法則のような人生。 今日は外来を空き空きにして、楽して書類でも書こうと思っていたのに、きのうから怒涛のように調子の悪い人の診察が舞い込む。心理士のカウンセリング前において一声かけるだけだったはずの人まで大荒れしている。そして一枚…