Psyは投げられた

若手精神科医が有る事無い事色々つぶやきます。

人生が前に進まない感じがするときになにをすべきか。

順調に前に進む人生、というのはないこともわかっているし

自分の人生が思った方向になんか進まない、ということもわかっているが、

自分の人生に行き詰まっている感じ。もがいている感じ。最近そんな状態。

 

今自分がしたい事が何なのかわかっていなかったり

自分のしたい事としていることの食い違いを感じたり、

周囲のために動くためにじぶんが割りを食っていると感じたり、そういう不満?

そうやって周りのために利他するのが好きなくせに、そればっかりしていると苦しくなってくる。

 

こういう忙しい時や辛い時に、僕は大切な人との連絡を途絶えさせがちだ。

親友とか、彼女とか、そういうのが全てめんどうになって、引きこもりたくなる。

引きこもってじっとして、気力や波が去るのを待つ。リセットして、空にする。

 

だから時に不安定に見られる。

実際に不安定なのかもしれない。抑うつ気味に傾いたり、テンションあげたり、忙しい人間なのかもしれない。

本当なら、こういう時にしっかり支えてくれるような存在が欲しい、でもその器に入れば、今度はそこから抜け出したくなる。

 

多動、という言葉にまとめるのが良いのだろうか、不安定型情動というべきなのだろうか、わからない。

疲れ、という言葉がもっとイージーかもしれない。でも、それも否定したくなる。

 

身の置き所がなくて、そわそわして、そういう時こそ、自分の人生に向き合うべきなのだろう。

ただぼーっと毎日を過ごせば、きっと勝手に60になってしまう。

自分のキャリアパスや、これからの人生を考えていこう。

 

 

6年ごとに自分の人生を振り返るとわかりやすい。

最初から6年はそろばんなどに触れながら適当に幼稚園で過ごし

6歳からの6年は偉そばりながら公立の小学校で過ごし

12歳からの6年を自由気ままに過ごしたものの、やはり抑圧的な周囲に合わせた生き方を継続していた。

18歳からの6年は、英語や茶道に傾倒しながら、惰眠を貪った。

24歳からの6年の最後の年を、今迎え、そしてこれからつぎのフェイズに入っていく。

24歳からの6年は、とりあえず走り抜けた、という印象。目の前に現れる沢山の患者や課題にあくせく対応している間に、自分は何を身につけていったのか、正直見取り図や設計をした6年とは言えなかった。

しかし、つぎの6年は、何かかたちになるものや、組織、キャリアの形成、そして人生の道筋をきめなければならない時期だ。

 

己の人生でなにを成し遂げるか

己の人生に何を求めるか

己の人生で世界に何を見せるか

考え、現状にcomfort zoneをおかず、常に一段上を目指して動き続けるために、何を目標に定めるか

 

 

あるフロアにでて、冒険して、地図が広がっている間は前に進んだ感じがしても

そのフロアを探検し尽くすと、何も進まない感じがする。

だから、こわがりながら階段を上って、つぎの未知の領域に足を踏み入れ

そこでさらに冒険を進めないといけない。

この30を迎える年というのは、おそらくつぎのフロアに進む年なのだ。

 

今週の大会が終わったら、しっかりと自分の資格の足固めをして、そして前に進む準備を行おう。

新しいフロアに、足を踏み出そう。