Psyは投げられた

若手精神科医が有る事無い事色々つぶやきます。

マインドフルネス

【メンタライゼーション】メンタライゼーションとマインドフルネスは感情の自己認識をトレーニングする方法である【BPD】【マインドフルネス】

今週末は、外傷的育ちという概念を日本に導入し、その普及と治療に尽力されている崔先生の講演を聞いてきた。 メンタライゼーションでガイドする外傷的育ちの克服 作者: 崔炯仁 出版社/メーカー: 星和書店 発売日: 2016/11/24 メディア: 単行本(ソフトカバ…

【マインドフルネス】たまには電車でかえろうか

今日は金曜日。田舎を離れて、都会でゆっくり酒でものもう、と、夕方の空港にたどり着く。 定時で車で乗り込めば、夕方の便に間に合って、夜の飲み会に間に合うようにできている当地域。優秀だなぁ、とこっそり思っている。 でも、実は優秀じゃないうちの地…

【マインドフルネス】Search inside yourselfでリーダーになるための準備を始めたョ【人生変わるかも】

ブログの更新が滞っていてすみません。 この休日2日間はGoogleが社内で始めたマインドフルネストレーニングカリキュラムである、Search Inside Yourself (SIY) プログラムに参加してきました。 2年前に現病院に赴任してから、マインドフルネスというものに出…

5/4のマインドフルな日記。

友人が僕を訪ねてこの地域に来ている朝起きて喫茶店でコーヒーを飲んでいる。 マンデリンを頼むと、赤いカップに底の見えない漆黒が注がれてきた。 入れたてのコーヒーは、表面にモヤモヤとした波のような濃淡を見せ、一口つけると、モーニングのバターが唇…

忙しい日々にこそマインドフルな生活を

専門医のレポートが一息つきそうで少し気持ちを緩めていたのもつかの間、次は指定医のレポートや、東京の箱探しや、色々な仕事が詰まっている。頭を整理するブログが滞ると、きぶんも滞ってしまっていた。また書き始めよう。 この2ー3週間ほどは病院にほぼ泊…

マインドフルネスを一緒にする。

今日はゆったりした日々。外来も少ない。 患者もゆったりしていれば良いけど、そんな日は補完するように、テンションの上がり下がりがひどい。テンション上がると解離しちゃうその患者は、今日はうごけなくなりながら 口ばっかり動く。 「テンションあげあげ…

コスプレをしたい気持ちはどこから来るのか

患者にコスプレイヤーがいる。 コスプレをして、どう言った楽しみがあるの?と聞くと 「私可愛い、っていう系の人もいるだろうけど、違うな。私は、変われる気がするから、好き。」 その患者は、やはり自傷を繰り返し、いつでも「死にたい」と言っている外傷…

今年は亥年だけど、トラ ウマ について

PTSDは阪神・淡路大震災以降、日本でも理解されるようになってきた概念だが、最近は複雑性PTSDやら、外傷的育ちやら、いろんな言葉が入り乱れている。ここで整理をしてほしいという声があったので、トライしてみたが、PTSDを語るだけでかなり時間がかかって…

アダルトチルドレン まとめ

数記事に渡り、アダルトチルドレンについての周辺内容を書いてきたため、すこしまとめてみようと思う。 過去の記事については、”アダルトチルドレン“タグをクリックしていただければみることができます。 筆者の意見も所々混じるため、鵜呑みにはされません…

人生で成長し続けるためにすべきこと

成長 若い頃から何度も「成長」を必要としてきた私たち。 大人になってからも「成長」を求められる。 しかし、成長って、どうやってしているんだろう。何をどうするのが成長に効率的なのだろう。よくある疑問である。 自分が成長を意識したのは、一番はやは…

「可愛い子には旅をさせろ」=失敗させろ。

Kindle unlimitedに再入会して、大量の本を読もうとしている。980円だから、まぁ2ー3冊読めば元は取れるわけだけど、沢山読んでやろうと画策して、遊んでいる。 こういう月額課金系のサービスは、むかしからあまり入らないでいた。なんだか、結局読まなくて…

緩和ケアにおける無神教国家の弱点とその打開としてのマインドフルネス

先日、友人と酒をのみながら話していたこと。 アメリカにおいても、どこにおいても、自分の信じるGodが常にある。ドラマで描かれる宗教間対立においても、お互いのgodの下に戦いやテロリズムが起きるのであって、「信仰がある」ことが当然である。日々祈り、…

【マインドフルネス】歯に挟まったピーナツは、後回しにすることもできる。

数年前にふとかけた奥歯をそのままにしていると、ピーナツや細かいひき肉などが挟まる。いつも空いている空間が埋められると、そこを空気が通る感覚がなくなって、なんだか気持ちが悪い。だから舌で必死に取り出そうとするのだが、するとそればかりに集中し…

低自尊心病

「自分は、自分で良い。」 そう思える人は、かなり幸せな人だなぁ、と、臨床をしていると思う。精神科患者は、自尊心を保てず、自己実現ができない人が多くを占めているのだ(ほぼ全てといっても良いかもしれない)。 特に「脳の病気」と言い切れないような…