Psyは投げられた

若手精神科医が有る事無い事色々つぶやきます。

麻雀中

同窓会後の同級生麻雀中。

麻雀といえば徹夜でするものである。徹夜で生産性のないことを、と思う人もいるかもしれないが、徹マンはそうバカにできたものではない。

 

・麻雀は、感情や衝動も確かにあるが、基本的にロジカルに考えるゲームであるため、いつも使わない論理的な頭の動かし方をする。感情労働することの多い精神科医にとって、非常に良いリフレッシュとなる。右脳左脳ということを考えると馬鹿げているかもしれないが、日頃右脳を使っていると、がっつり左脳を使うゲームでうまく体調が整う。気がする。

 

・徹夜は、精神的に良い影響を及ぼす可能性がある。抑うつを呈する人には「徹夜療法」というのがあり、徹夜をすると抑うつがましになる、という共通認識がある。うつの不眠にはそういう自己防衛もあるのだろうか。(当然、根本的な治療においては睡眠をとるように勧める。)日頃より抑うつ気味の自分にとっては時々の麻雀は気持ちのリフレッシュに大きく寄与している。

 

・特にこれは麻雀に限ったことではないのだが、日常での「無駄」を省くと、簡単に抑うつ気味になり、仕事の効率が悪くなる、というデータがある。日常で、業務に関連しない「遊び」「無駄なこと」を完全に省くと、2にちとしないうちに不安、焦燥、抑うつを呈する様になる、という研究がミハイ・チクセントミハイによって行われている。(「フロー」で有名な研究者)

 

よって徹マンは私にとって気分安定薬であり、なくてはならない存在なのだ。独創的で創造的な仕事を続けるために、必要なものなのだ。