Psyは投げられた

若手精神科医が有る事無い事色々つぶやきます。

専門医試験が終わりました

精神科医にも専門医、というものがあり、ある程度の技術を持っているものとして認定される資格がある。

テスト、面接(ロールプレイ)、症例報告などで総合的に判定される。

 

昨今、専門医制度の刷新が医療全体で行われようとしている。

専門医を持っていないと、ちゃんとした医者として扱われず、後進の指導に値しない、ひいては標榜科として名乗れない(ここは精神科のクリニックですよ、と言えない)ようになるらしい。

まぁ、今のクリニックには標榜科の制限が少なく、「名乗ったもの勝ち」なので、だいたい適当に心療内科、とつけて適当にベンゾジアゼピン系を処方し老人を転倒とせん妄の渦に追い込むクリニックが多いのだから、まぁこの流れも仕方ないと精神科の医者としても感じる。

 

そして、僕も専門医の試験を終えたわけである。

まだなれるかどうかは確定していないけど、面接も結構いつもの通りに話ができたし、面接官としっかりdiscussionできたつもり。

これで、またブログ掲載にちからを入れられる、というわけである。

 

このブログも100きじを超えたあたりで止まっていたわけだが、実は結構読者がいるようで、グーグルからの流入が毎日2ー30人、たまにハマって読んでくれる人がいるので、更新をサボっていても月1000ビューぐらいはあったようだ。

それなりに読んでくれる人がいるなら、もっと精神科の知識や精神科医療、メンタルヘルスを身近なものにするために、皆さんに発信していきたいと感じた次第である。

 

今の田舎病院の勤務が終わったら、精神医療に携わったことのない「健常人」に、メンタルヘルスをより広い人に啓蒙していく活動をしたいと思っている(具体的には、精神的な健康を保つ秘訣や、仕事場での指導において後輩のメンタルヘルスを保つ方法、自分のメンタルを落ち着ける方法、など)ので、そのアイデアストックにこのブログを使っていきたい、と考えている。

 

皆さま、雑多なブログではありますが、これからも是非ご愛顧下さいませ。